image

12-30-05

桃 – 姫野カオルコ


ツ、イ、ラ、クの登場人物たちの外伝的短編集。
その世界に惹かれた人であれば間違いなく読んでおくべきだと思う。
ツ、イ、ラ、クで描かれた事件を、その当時を知る人物たちのそれぞれの今。
 「人間はひとりひとりその人にしかない個性で時間のなかを生きている。」
あとがきが物語るように、あの事件もそれぞれによってその意味を変えています。
そして何より流れた時間は、それをどこか風化させていたりもします。
それでも確かにあった時間。
ツ、イ、ラ、クは桃によりさらに意味を持つ物語となると思います。
関連商品

12-29-05

ツ、イ、ラ、ク – 姫野カオルコ

男は誰でも罪を背負って生きているものだと思います。

遠い日、少年であったという、その事実。
ある人はそれを忘れたものとし、ある人はそれに縛られつづけ、
またある人はそれを罪と気付くこともなく、それぞれ年を重ねています。
姫野カオルコの綴るこの極上の恋愛小説を、どこか恐怖に似たような、
それでいて心地いい感覚を伴い読みきりました。
思うのはやはり自分は男であるということ。いや、女ではないといった方がよいでしょうか。
そして、もはや決して少年ではないということ。
女性がこの本を読む感覚を思うと、どこか申し訳ないような気持ちにさえなってしまいます。
遠い日、確かにあった閉塞感。今だから思えるたわいもないことに本当に必死であったこと。
必死なんだけどもどうしようもなかったこと。
青春のすがすがしさなどではない、思い出すのも抵抗がいる忌々しき感覚。
幼さという残酷さ。それでも流れていく時間の残酷さ。
8歳の主人公とともに25年を生きた時、
それと同時に時間のもつ優しさを知ることができます。
決して目をそらすことなく罪と向き合うこと、
それが大人となった男のやるべきことのように思えました。
いつか、コーヒー一杯で救われる日もあるのかもしれないのですから。
関連商品

12-28-05

海がきこえる〈2〉アイがあるから – 氷室 冴子


海がきこえる、拓と里佳子の大学編ストーリー。
ジブリ作品で好きなものといえば、耳をすませばと、
海がきこえるがトップクラス。
映像版、とその小説は確か高校生の時だっけかな。
その当時年上であったはずの2人がいまや10年近く年下の男女として現れるというのは、なんだかとても感慨深かった。
あたたかい気持ちで読みきることができた。
とても好き。
関連商品

12-19-05

あふりらんぽ他 – 代官山UNIT

ワッツーシーゾンビ、オシリペンペンズ、あふりらんぽ。
大阪アンダーグラウンドのまとまりによるイベント。
“えっ。。。君と君は。。。あ~そう。。。え!!プリプリップップップー!?”
もーなんていうか最高。
これこそライブ。
こんなライブ見ちゃったら、下北で見たライブなんて
ホント子供だましにしか思えない。
熱い。

12-18-05

伊吹留香他 – 下北沢mosaic

ソライヌ
ヴォーカル好き。曲も好き。
でもライブはあまりに素人臭い。
ギター二人いる意味がわからない。
一人の方が形としてもよい気がする。
CD買った。
ROCKSTAR ROLLERS
すごく好き。
ハードロックをきちんと消化している感じ。
ソロを大切にする姿勢も好感が持てる。
なによりMCがナイス。
声出してわらっちまった。
頑張ってもらいたい。
CD欲しかったんだけど物販のところに誰もいなくて
買えなかった。
伊吹留香
coccoやfra-foaと同系統と評されていたが、
どちらかというと椎名林檎なんだろうと思った。
やってる音楽は違うにせよ。
とにかく弱いな、と思った。

12-14-05

59番目のプロポーズ – アルテイシア


ソーシャルネットmixi内の日記が書籍化されたやつ。
mixiではいろいろとまだ続いてます。
キャリアとオタクというよりは、オタク同士の恋愛でしかないきがする。
作品として面白く出来上がってるのは、
著者の心理描写やら表現やらがしっかりしているからであろう。
常々、blogにしろそうだけど、いっぱい本を読んでいる人の書く文章は
面白いのが多いと思う。好き嫌いはおいておいて。
またガンダムネタを筆頭にさまざまなねたがふんだんに盛り込まれているのと、
関西系ののりが作品としての魅力を引き上げていると思う。
電車男とはまったく別物。
どっちが好きかといわれれば電車男だけど、
どっちをかうかといわれればこっち。

12-10-05

三上ちさこ他 – 下北沢251

三上ちさこ(アコースティック)
裏返せ俺を(Dr.佐々木)
WREEP(B.佐々木)
N.E.S.(G.高橋)
解散したfra-foaの面子がそれぞれの今を抱えて行われた
イベント4×4。
三上ちさこのあれはない。
あんなするぐらいだったアカペラの方がまし。
他の三バンドは楽しめたからいいけど、
イベントとしてどうだったのかとも思う。

12-06-05

金持ち父さん貧乏父さん – ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)


アメリカの学校教育もそんなに日本と違わないんだなぁと。
制度の違いはあるとしても、こういう教育は必要だと思う。
なんのために学ぶかがはっきりしないから、うっとおしいんだよ。
わりと読み終わってすっきり。

12-05-05

守護神伝-新章- – ハロウィン


確かにハロウィンではあるのだが、ぱっとしない。
駄作とはいわないが、凡作。
守護神伝の冠に期待しすぎたのかもしれない。

12-01-05

センチメンタルな旅・冬の旅 – 荒木 経惟


藤代冥砂のもううちに帰ろうとは対照的に
死の予感を全ての写真にみてしまう。
モノクロの写真。
記録として残された日付。
悲しみが痛い。